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2006年 10月 27日
米原万里さんの本を引き続きさらに3冊紹介。もうすぐ全部今人の本読み終わっちゃうよ~、どうしよう。悲しいなあ。
ヒトのオスは飼わないの? タイトルがおもしろくて手にとった本。これはいつもの通訳関連でもなく、フィクションでもなく、米原さんのペット(というより人間じゃない家族?)のまつわるエッセイ。ネコ好きもイヌ好きも楽しめます、とあるように犬好きの私にもたまらないないようだったし、猫好きの人はもっともっと楽しめるんじゃないかな?この本を読んでいると犬たち猫たちがあたかも人間のようで、米原さんと通じ合っているのがすごい。私もアイラとは通じ合っていると自負しているので(笑)、ものすごく同感。でも犬好きには悲しい出来事ものっているので、それは思わず泣きそうになってしまった。今回のせる3冊の中では一番のお薦め! ガセネッタ&(と)シモネッタ 同時通訳にまつわるネタを集めたエッセイ集。 不実な美女か貞淑な醜女(ブス)かに似ているので、それに比べちゃうと面白味に欠けたのだけど、「英語の絶対化」の部分については深く共感。日本人の外国=アメリカ、国際的=英語を話す、という考えはものすごく変。確かに英語は母国語はさておき外国語として話している人の数が多いし、アメリカの経済力、軍事力は無視できないものがあるけど、ここまで米国信仰、英語信仰をする国民も珍しいよなあと思う。そういう意味で、米原さんが言うように他の言語に「浮気」してみるのもいいんじゃないかな。 パンツの面目ふんどしの沽券 米原万里さんの本にはよく「ふんどし」にまつわる小噺が出てくるのだけど、これは「ふんどし」と「パンツ」の発祥等に絞って書いた本。よくまあこの2つのトピックでっこまでかけるものだ!と思ったけど、論文調で読み物としてはあまりおもしろくなかった。時代ももうかなり違うし、共感する部分も少なく、いまいちだったなー。
by wakabun2
| 2006-10-27 09:54
| 本・音楽
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Comments(2)
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looktothisday at 2006-10-27 11:47
おっ。読破しましたね。面白いのでどんどん次が読みたくなるのだけど、もう新作はないので悲しいね。「パンツの・・・」のあとがきも、胸にじんときました。
そうそう、私も間違っていたのだけど、万理じゃなくて万里だよ。
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wakabun2 at 2006-10-27 15:06
kieloさん、まだ数冊残っているようですが、もうほとんど読破しちゃいました。次がないのが悲しすぎる・・・・。「パンツの・・・」のあとがきも病気の事書いてありましたね。最期を覚悟しながらここまでのことを成し遂げられるのってすごい。私だったらひたすら現実逃避しそうです。万里、間違えちゃいけないと思いつつ間違えてました。ご指摘ありがとうございます!なおしておきますね~。
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