アカデミー賞で話題となった
Brokeback Mountainを見た。保守的なアメリカの西部で、20年以上にも渡って男同士の愛を貫いた2人の“普遍の愛”を描く人間ドラマ。ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール、ミシェル・ウィリアムズ、アン・ハサウェイほかが出演。同性愛?どんなんだろうと興味本位で見はじめ、テントの中でのシーンはごめん、やっぱり無理、と思ったのだけど、だんだんとひきこまれ、数年後再会のキスシーンではなんだか胸がキューンとなってしまった。そして最後のほうは同性愛ということを忘れて、完全に感情移入。数十年にわたって数ヶ月に一度の逢瀬を重ねる姿を見ると、普通の遠距離カップルとかわらないかな、みたいに思えてきた。ただ、驚いたのは、二人とも女性と結婚をして、子供ももうけたこと。同性愛者といっても、女性ともできるのね、と不思議だった。しかも、世間体の為に子供を作る目的だけでもなく、それ以外でも性交渉をもっていて、はたから見たら普通の夫婦を続けられるのがすごいなと思った。彼らは同性しか愛せないというよりは、たまたま愛する人が同性だったということなのだろうか?
最後はひたすら切なかった。いくら世間では受け入れられない関係とはいえ、愛する人と一緒に過ごせないまま人生を終えてしまうのはあまりにも悲しすぎる。私だったらメキシコにでもどこにでも行って、世間から隔離された世界でもいいから二人で暮らしたいと思う。
ところで、カウガールにアン・ハサウェイがでていて、あれ、プリンセスどうしたの?という感じだった。あと、ERの看護士を演じているLinda Cardelliniも出ていて、不思議な感じだった。