今年のアカデミー賞受賞作品である
ミリオン・ダラー・ベイビーを観た。ボクシングの話と聞いて、格闘技系スポーツが好きではない私は正直みたくなかったのだけど、受賞作品なので観ておくことにした。
あらすじはこんな感じ
ロサンジェルスのダウンタウンにある小さなボクシング・ジムを営む老トレーナー、フランキー(クリント・イーストウッド)。その指導力に疑いのない彼だったが、選手を大切に育てるあまり、成功を急ぐ優秀なボクサーたちはみんな彼のもとを去ってしまうのだった。そんなある日、31歳になる女性マギーがジムの門を叩き、フランキーに弟子入りを志願する。トレーラーで育ち不遇の人生を送ってきた彼女は、唯一誇れるボクシングの才能に最後の望みを託したのだった。ところが、そんなマギーの必死な思いにも、頑固なフランキーは、“女性ボクサーは取らない”のひと言ですげなく追い返してしまうのだった。それでも諦めずジムに通い、ひとり黙々と練習を続けるマギー。フランキーの唯一の親友スクラップはそんなマギーの素質と根性を見抜き、目をかける。やがてマギーの執念が勝ち、フランキーはついにトレーナーを引き受けるのだった。
前半はボクシングのことが中心で、私には全く共感もできず、痛々しい場面も多く、観ているのが辛かった。後半は違う意味で、見ているのが痛々しくて、見終わったあとにはガガーンと気分が沈んでしまった。ネタバレになってしまうので、詳しくは書かないけど、私にはこの映画は重過ぎるし、あまり共感もできなかった。この作品が評価される理由はなんとなくわかるものの、万人受けうする映画じゃないと思うので、なぜコレがアカデミー賞受賞作品なのか疑問。戦争物と、スポーツ物(これはもっとヒューマンドラマだけど)は私には苦手な分野であるというのを再認識した。