The Flight of the Phoenixという映画をみた。QPが持ってきた映画で、私はまーったくどんな映画か知らなかったので、名前からして戦闘映画?みたくないな、なんて思っていたのだけど、これがなかなかおもしろかった。十五少年漂流記の大人版、砂漠版、ってとこ?ゴビ砂漠にある石油採掘現場が閉鎖になり、残された職員が輸送機にのって帰国させられるんだけど、途中の砂嵐にあい、砂漠のど真ん中に墜落。生き残ったものたちが、残骸を利用して小型飛行機を作って脱出を計るというお話。
砂漠ってこんなに怖いのね。こんなことが起こるのね、みたいな「へぇ~」という瞬間が多かった。輸送機には対して価値のあるものものなく、会社はコスト・アナリスをして、採算が取れないから救出にはこないんじゃないか?ってところがリアルで今の社会っぽくて怖い。登場人物も、パイロットのデニス・クウェイドはいまいちだったのだけど、自称航空機設計者のエリオットがヲタクでSで、すごくいいキャラだった。演じたのは、ジョヴァンニ・リビシ。ヒロインはずーっとみたことがあるなあと思って、最後まで思い出せなかったのだけど、後で調べたらLOTRでEowynを演じたミランダ・オットーだった。強い女性の役がピッタリ。