出演者が豪華なので気になっていた
Sin Cityを観た。コミックを映画化したもので、独特の世界観。基本的にモノクロで、目の色や地の色、口紅など象徴的なものだけ色がついていたりして、それがまた独特な雰囲気をかもし出している。映像はかなり凝っていて、コミックをそのまま映画化した感じ。人や物の動きとかも、かなりありえないかんじで、話の展開も漫画的。キャラクターもありえない感じ。ハードボイルドで暴力や汚いシーンも多く、主人公の語りで淡々と話が進んでいくところなんか、私の苦手とするところで、最初の30分くらいは観ていて苦痛だった。ところが、気づくとこの独特な世界に引き込まれていき、そういった描写が気にならなくなるどころか、どんどんとはまって行くのが不思議だった。舞台をSin Cityにしたオムニバス形式で、最後に登場人物が交わる場面があったりするのもまたおもしろい。
豪華キャストはブルース・ウィリス、クライブ・オーエン、イライジャ・ウッドなど。ブルース・ウィリスの役はいい役だった。そしてクライブ・オーエンはめちゃくちゃかっこいい!!顔はルー大柴みたいでタイプではないのだけど、"Closer"のときもすごくよかったし、いいアクターなんだろう。すごくセクシー。イライジャ・ウッドはとても意外な役で、でもなぜかはまっているのがすごかった。とてもあれがフロドだとは思えない。手裏剣と日本刀を使う凄腕の刺客ミホを演じるデヴォン・アオキもいい味出してたし、キャスティングがとても良い。
私のようにハードボイルド、アメコミ系が苦手な人も、騙されたと思って観てみて。